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スタッフブログ 2012年3月アーカイブ

肝リピドーシス

今日は嵐のような風ですね~typhoonいろいろなものが飛んで来たり、飛ばされたり・・・皆様お気を付け下さい。

さてさて、今日は猫ちゃんの病気の肝リピドーシスというものについて書いてみます。

肝リピドーシス(脂肪肝)は、脂質代謝異常により肝臓に過剰な脂肪が蓄積し、肝機能障害を起こす病気です。特に肥満している猫ちゃんに多く見られますが、肥満の猫ちゃんでなくても食欲が全くない状態が続くと発症しますので、注意が必要ですeye

おもな症状として、元気や食欲の低下、嘔吐、下痢などが認められます。症状の重い場合には黄疸や痙攣(けいれん)、意識障害などが引きおこされることがあります。

自分ではごはんを食べないので、鼻や食道、胃からチューブを付けて流動食をあげる必要があります。チューブからあげる速度が速すぎたり、多すぎたりすると吐いてしまうので、少しずつ、回数を分けてあげていき、徐々に量を増やしていきます。初期は食欲が全くない状態からいきなりごはんが入ってくるので、一過性に嘔吐が増えたり、体の電解質のバランスが崩れたりといったことがあり、入院でコントロールする必要があるのですが、状態が落ち着けばおうちで看護を行って頂きます。

治療は合併症がなければほとんど治る病気ですが、長期的な看護が必要になることが多いので、飼い主さんの協力が必要不可欠confidentです。

予防として、日頃からバランスの良い食事をあげ、猫ちゃんが運動しやすい環境をつくり、肥満を防ぐことが大切ですsign03また、肝リピドーシスに限らず肝臓の病気には特徴的な症状がほとんどなく、早期発見が難しいため、定期的に検査を受けると良いと思います。


ウサギさんがやってきました

アステールでは犬、猫の診察を基本としています。ウサギ、ハムスター、フェレットなどのいわゆるエキゾチックアニマルと呼ばれている動物は専門外ですが、その上で診療を行っています。

アステールの近くの小学校ではうさぎさんを飼っているのですが、女の子のウサギさんと男の子のウサギさんと両方いるので、増えてしまうと困るとのことで、手術をすることになりました。

ウサギさんはあまり来院しないので、みんなテンションupupup

かわいいウサギさんなのですが、びっくりしたり、嫌がったりするとぴょ~んdashと跳んでしまうので、診察台から落下しないか注意が必要です。

血液検査をしたり、注射をしたり、点滴をいれたり、なるべくストレスがないようにして、準備を行い手術も無事終わりました。

麻酔も順調に醒めてくれて一安心happy01

ちなみにウサギさんの避妊、去勢をするメリットは以下にあげられます。

①ケンカの軽減
未去勢・未避妊のウサギは、複数で飼育するとケンカをすることが多く、怪我をした際には細菌感染を引き起こし、致命傷になるケースも少なくありません。去勢・避妊手術を行うと、ケンカの頻度をおさえることが可能になります。

②尿スプレーや飼い主さんに対する攻撃性の抑制
尿スプレーは、特に雄ウサギに見られる行動ですが、去勢手術によって95%無くなると言われています。 また、未避妊の雌ウサギは、ホルモンバランスの影響で情緒不安定な状態になりやすいため、時として飼い主さんとのコミュニケーションをはかる障害になると言われています。

③繁殖防止
ウサギは、自然界では肉食獣に食べられてしまう立場にあるため、子孫を残すための優れた繁殖力を備えています。したがって、性成熟した雄と雌を同居させると、たちまちたくさんの子ウサギが産まれ、どんどん数が増えてしまいます。

④生殖器疾患の予防
雌ウサギは、ホルモンバランスが崩れることによって子宮の疾患にかかりやすく、5歳以上の80%に子宮疾患が発生していると言われています。罹患頻度の多い疾患としては、  
・子宮水腫  
・子宮腺癌  
・子宮内膜過形成  
があります。これらの疾患は、血尿や乳腺の異常、お腹が異常に大きく張ってくることから発見されるケースが多いのですが、まったく症状がないこともあります。例えば子宮水腫では、気付かずに放置しておくと腫大した子宮により胸が圧迫されて呼吸困難になり、液体の貯留が多くなると、やがて子宮は破裂して、生命が危険な状態になります。子宮が捻じれて激しい痛みが出現することもあります。  これらの子宮疾患は、早く発見して摘出手術を行えば、予後は良好な場合が多いのですが、上述のように、全く気付かないで病気が進行した際には、発見したときには既に手遅れといった場合が多くあります。

手術は全身麻酔をかけなくてはいけないので、麻酔のリスクといったものはあり、100%安全とは言い切れないのが現状ですが、病気になってから手術の道を選ぶよりは予防として避妊、去勢をするほうがいいかと思います。 


試験開腹

この1週間ずっと食欲がなく、嘔吐が止まらないと来院したネコちゃん。症状が続いているので、飼い主さんと相談し、検査入院となりました。

嘔吐の原因は様々です。まず考えられるのが、胃の中の病気で原因として胃炎、潰瘍、異物による通過障害、胃の出口が狭くなってしまうことによる幽門狭窄、腫瘍があげられます。

次に小腸や大腸の病気が考えられます。腸炎、腸閉塞、寄生虫、感染症、腫瘍などが考えられます。

そして胃腸以外の病気として膵炎、腹膜炎、肝臓や胆嚢、胆管の疾患、また、内分泌や代謝の病気である、甲状腺機能亢進症、糖尿病、腎不全などが考えられます。

年齢や性格、癖などから一つずつ考えられるものをつぶしていく必要があります。まず血液検査、レントゲン検査、バリウム検査を行い、内臓障害の有無、異物や胃、腸の閉塞がないか確認を行いました。

血液検査の結果から膵炎、甲状腺機能亢進症、腫瘍、肝臓疾患の可能性があり、さらにそちらの病気の鑑別の検査を行うことに。バリウム検査では異物や閉塞の症状はみられませんでした。

胃腸の腫瘍や膵炎、肝臓疾患の可能性があるので、飼い主さんと相談し、お腹を開いて、肉眼的に内臓の状態をチェックし、さらに組織を一部とって病理検査を行うことに。

病理の専門の先生に診てもらい、腫瘍や炎症の有無を判定してもらいます。

たかが、嘔吐といっても様々な原因が考えられ、制吐剤だけで、すぐに元気になるようなものならいいのですが、何日も吐き続けるとなると、いろいろな検査が必要となってきます。すぐに原因がつきとめられればいいのですが、なかには一つ一つ可能性をつぶしていくのに時間がかかる場合もあります。このネコちゃんもなかなか原因がつかめず、試験開腹となりました。麻酔のリスクもあったのですが、無事終わりました。原因が突き止められて、元気になれるようにネコちゃんと一緒に頑張ります。

 

 


今年のフィラリアについて

ようやく春らしい陽気でお花見も近いかな~noteと楽しみですhappy01

暖かくなってきたので、フィラリア予防の問い合わせが増えてきています。

フィラリアの予防は蚊が吸血可能になってから1か月後に予防を開始し、蚊がみられなくなってから(吸血不可能となってから)一か月後まで行います。つまり、毎年、毎年、開始時期と終了時期が微妙に違うのです。これは住んでいる場所にも影響しますので、暖かい地方に住んでいれば当然、フィラリア予防の開始は早まりますし、終了は遅くなります。九州~沖縄では通年予防が一般的ですよね。

前置きが長くなりましたが、当院では今年のフィラリア予防は

5月末より12月末まで、8か月フィラリア予防を行うこと

をおすすめしています。ですので、フィラリア検査も5月前半~半ばの来院でいいかと思います。ただ、この時期は混み合うので、検査と薬を先に欲しいという方もいらっしゃると思います。

基本的にフィラリア検査は感染してから6か月しないと現れないのですが、去年のフィラリア予防をきちんと行っていたのであれば(~12月末まで)先に検査をしていても大丈夫だと思います。

9月、10月くらいでフィラリア予防をやめてしまった場合はまだまだ蚊による吸血によって、フィラリア感染する確率が高いです。その場合はフィラリア予防を最後に飲ませてから半年後に血液検査をおこない、感染の有無をきちんと調べる必要があります。

近年では飼い主さんの予防に関する意識や知識が上がり、そろそろ始めた方がいいですか?などと聞いていただくこともよくあり、happy01嬉しいです。

こんな場合はどうしたら?というときはお気軽にご相談くださいsign03

 


犬の血液型

昨日に引き続き、今度は犬ちゃんの血液型について書いてみようと思います。

犬ちゃんの血液型は人間のA、B、AB型方式ではなく、DEA型という方式で分類するのが一般的です。日独自のDシステムやシゲタ方式などの分類もありますが、世界基準として認知されていません。
DEAは、今までに13の型系が知られています。
この中で、最も抗原性の高い型がDEA1型で、DEA1.2,DEA1.2,DEA1.3の3つのサブタイプが知られています。最も重要なサプタイプはDEA1.1で、抗原性が高く輸血時に問題になってきます。さらにDEA1.1には陽性と陰性があり、これを調べるキットが販売されています。

犬種や地域によって犬の血液型の分布がありますが、日本ではDEA1.1陽性が、約40~70%という報告があります。

輸血の際、DEA1.1は、同種抗体産生能が強く、産生された抗体は、溶血因子です。DEA1.1陽性の血液をDEA1.1陰性の犬に輸血をしても、1回目の輸血では重篤な反応を起こすことは、めったにありません。しかし、輸血が行われたことで、犬の体内にDEA1.1に対する抗体が産生されます。この反応は臨床症状を示しませんが、次回、DEA1.1陽性血を輸血した際、溶血などの輸血反応を起こしてしまいます
ですから、最初の輸血の前に、レシピエントとドナー犬両方に対し、DEA1.1の血液型を判定することが重要です。そのため、昨日のブログでも書きましたが、クロスマッチテスト(適合試験)を行って安全性を確かめてから輸血をする必要があります。

ちなみに、人間と違って血液型による性格診断?などはないようです。まあ、血液型で性格を判断するって日本人くらいですが・・・・・。


輸血

少しずつ暖かくなってきましたね。桜の開花cherryblossomが待ち遠しいですsign03

先日、緊急で輸血が必要な猫ちゃんがやってきました。幸い、ドナーとなってくれる猫ちゃんがすぐに見つかったので、健康診断をして、採血をおこないました。ねこちゃんにも血液型はあるので、お互いの採血をし、血液を混ぜ合わせて凝固しないかをみるクロスマッチ検査を行います検査で一致すれば採血され、輸血が行われます。

猫ちゃんには3種類の血液型があり、A型、B型、AB型の3つに分類されます。
多くはA型で、アビシニアン、ジャパニーズボブテイル(元は日本猫)、ペルシャ、バーマン、ブリティッシュショートヘア、エキゾチックショートヘア、コーニッシュ、デボンレックス、ブリティッシュショートヘア、エキゾチックショートヘア、コーニッシュ、などはB型が増えてきますがそれでも15~20%くらいで圧倒的にA型が多いです。AB型は非常にまれです。

人間の場合と同じで異なった血液型の輸血を行った場合は、重篤な副作用が発生します。輸血の時、A型の猫にB型の血液は輸血することはできません。溶血が起こります。
しかし、逆にA型の猫がもつ抗B型抗体は弱いので、もしB型の血液が必要でも、どうしてもA型の血液しかない時は、B型の猫にA型の血液を輸血することは可能ですが、できれば避けたいところです。

クロスマッチの検査結果、無事、血液が適合したので輸血開始となりました。今回は協力できた猫ちゃんがすぐ見つかり、貧血の猫ちゃんも元気になってきました。病院では輸血できる犬ちゃん、猫ちゃんを確保していないので、万が一輸血が必要となると、飼い主さんに探してもらう形となってしまいます。

血液型が一致しなければいけないのはもちろん、年齢も若く(できれば7歳まで)、エイズ、白血病に感染していない、毎年混合ワクチンを行っているなどなど、条件が必要になってきます。

大学の病院では輸血犬、猫ちゃんがすぐに手配できますが、個人の動物病院では血液バンクがないところがほとんどです。今後改善の余地があるところですね・・・・。



 


歯石

何度かブログにも歯磨きについて触れてきましたが、先日、メーカーさんの方から

「デンタルグローブのお試しキャンペーン」を行うと連絡がありましたshine

歯磨きは毎日行うのがなかなか大変ですよね。歯ブラシを使って磨くとなると嫌がる犬ちゃんも多いはず・・・・bearing  

歯磨きガムやデンタルスプレーなどいろいろな歯磨きグッズは発売されていますが、やはり磨いてあげるのが歯石予防には一番です。このデンタルグローブは軍手の指先に歯ブラシ代わりのナイロンが付いており、歯を優しくこするだけで歯磨きができるというもの。

できるかどうかわからないのに購入するのはちょっと~thinkとお悩みの方にサンプルをお渡し出来るようになりました。使用してみて、アンケートに答えてもらうのが条件となりますが、そんなに手間のかかるアンケートではないので、これから本気で歯磨き頑張りたいsign03という方におすすめです。詳しくはスタッフまでお尋ねください。


狼爪

今日はまた冷たい雨rainみなさん、体調崩していないですか?

先日、かわいい小型の犬ちゃんが来院しました。後ろ足の親指の爪がなんと2本あって切除してほしいとのご相談。

後ろ足の親指のことを狼爪「ろうそう」と読みます。どのわんちゃん、ねこちゃんでも前足にはありますが、猫の後ろ足には通常見られません。  犬の場合、後ろ足には狼爪がある子とない子がいます。生まれた時からない場合と誕生後すぐにとってしまう場合とあります。ですので、生えて(?)いても、いなくても特に異常というわけではありません。 犬種によっては後肢 (後ろ足)の他の骨と関節でくっついていないのでぶらぶらしている子も見かけますし、大型犬では2本以上ある子もいます。(小型犬ではめずらしいのです・・・coldsweats01

アステールでは美容目的の手術は行わないのですが、この犬ちゃんの狼瘡、2本目の部分がかなり後ろ側についており、散歩などでちょっとした隙間に引っかけて、爪が折れて出血してしまったり、足の骨折の原因になってしまったりの可能性があり、ちょうど避妊手術も行う予定だったので、一緒に切除となりましたconfident

狼爪は地面に着く足ではないので、どうしても爪がお散歩などで削れず、伸びてしまいます。うっかり爪を切らずにいて、皮膚に刺さり、出血して初めて気が付いたというケースも結構あります。

爪切りをおうちでやろうとすると暴れてしまう、どこまで切っていいのかわからない、などなど、難しい場合は動物病院やサロンでお願いしてみてくださいね。

アステールでも診療時間内であればいつでも大丈夫goodです。

 


☆今週のトリミング☆

こんにちわheartdog

今週トリミングに来てくれたお友達を紹介しますnotesbleah

 

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プーちゃん***ポメラニアン

ふわふわもこもこの被毛がチャームポイント♪

 

 

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ナコちゃん***マルチーズ 

いつも薬浴頑張ってくれてありがとう♪

 

 

 

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さゆりちゃん***ボストンテリア

いつも元気いっぱいです!!!

 

 

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リッキーくん***マルチーズ

リッキーくんもいつも皮膚の治療頑張ってて偉いね♪ 

 

 

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 政宗くん***Mダックス

ふわふわの飾り毛がとってもcuteです(^^)

 

 

 

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テンちゃん***Mピンシャー

いつもお父さんと仲良く来院する姿がとても微笑ましいです☆ 

 

 

 

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抹茶ちゃん***Tプードル

元気いっぱい、まだまだやんちゃな8ヵ月の男の子です(^^) 


骨折

少し春らしくなりましたね。いい季節がやってきたのに、花粉に悩まされています。眼も鼻も皮膚もなんだか痒いですwobbly

先日、ネコちゃんが足をつかないと来院しました。お外にでるので交通事故sign02落下事故sign02けんかsign02いずれにしてもレントゲンを撮ってみると、後ろ足の甲の部分の骨が3本折れていましたsweat02down

足は腫れていたものの、胸の方や他の骨は大丈夫そう。でもなんで、足先だけの骨折?小さな穴に足が引っ掛かってしまったのでしょうか?

ギプス固定で温存という方法もあったのですが、飼主さんと相談し、ピンを入れて固定する手術を選択することに。

手術は無事成功しましたheart04しばらくはギプス固定+エリザベスカラーの不自由な生活が続きますが、元気になって歩けるまでしばらく我慢、我慢、頑張ってね。

 


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