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スタッフブログ 2012年4月アーカイブ

手術後のおうちでの過ごし方

皆さん、ゴールデンウイーク前半、楽しんでいますか?お天気もよく、お出かけ日和ですねsun

今日は主に避妊、去勢手術などの予防手術の手術後、抜糸までのおうちでのケアについて書いていこうと思います。

基本的に体は健康な状態なので、あまり神経質にならなくてもいいのですが、まずご飯。

手術当日はお水もご飯もあげません。どうしてもお水を飲みたそうだったら、少量様子を見ながら一気に飲んで、吐くといったことがないように気をつけてあげます。

手術の翌日は朝からいつもと同じご飯、お水をあげてかまいません。猫ちゃんの去勢手術以外はアステールではお泊りとなるため、皆さんがお迎えに来た日からは通常通りのご飯となります。ただ、避妊、去勢手術をした後はホルモンバランスの関係で食事を同じだけあげていても太りやすくなりますので、ご飯の種類を変えたり、量を減らしたりする必要があります。アステールでは避妊、去勢手術をしたあとのご飯のお勧めサンプルもありますので、参考にしてくださいね。

また、ご飯以外で気をつけることは、抜糸まで、エリザベスカラーをつける必要があるということ。(猫ちゃんの去勢手術ではつけません)抜糸までだいたい10日~14日の間、つけていただくので、カラーをつけたままの生活に不安を抱く飼い主さん、結構いらっしゃいます。

猫ちゃんの場合、フードつきのトイレだったりすると、カラーがぶつかって入れなくなったり、カラーでお水をこぼしてしまったりとトラブルがあるかも知れないので、トイレのフードを外してあげたり、ご飯、お水のお皿は台を使って少し高くしてあげると食べやすくなります。

犬ちゃんの場合、お散歩のときのカラーを外したいという方もいらっしゃいます。基本的には抜糸までずっとつけてあげていたほうがいいのですが、飼い主さんが見ていられる間は外しても大丈夫です。ただ、またカラーをつけようとすると、とても嫌がってうまくつけられなかったり、ゆるくつけて外れてしまうといったことで、糸をなめたり、かんだりしてしまい、結局抜糸の日程が延びてしまうといったこともありますので、気をつけてくださいね。

抜糸まではおうちでもサロンさんでもシャンプーはできません。できれば1週間はあけたほうがいいです。抜糸のときの皮膚の状態にもよりますので、獣医師に相談してくださいね。

傷口は特に包帯などする必要はなく、消毒も必要ありません。傷口をたたいたりこすったりなどしなければ、日常生活は大丈夫です。

手術後も快適に過ごせるようにしていきましょうね。

 


腹腔内睾丸

rainが続いていますね。。。皆さん体調を崩していませんか?

今日は去勢手術予定の犬ちゃんが来院しました。この犬ちゃん、実は睾丸が一つしか表面に出ておらず、もう一つはお腹の中に入ったままでした。

精巣は、胎生期、腎臓の後ろ側辺りで発生し、胎仔の発育とともに発達しながら下降して膀胱の裏から鼠径部に至り、通常、生後1~2か月の間に陰嚢内に納まります。性ホルモンが作用しなかったり、遺伝的に精巣の発達が滞ったり、精巣がうまく鼠径部を通過できなかったりすれと、腹腔内か鼠径部に精巣が停留したままになります。

停留精巣は遺伝的要素が強いと考えられ、精巣が片方だけ停留しているオスの犬ちゃんが交配すると、停留精巣の子犬が生まれやすくなるので、繁殖はおすすめしません。というのも、お腹の中にある精巣は腫瘍になる確率が非常に高くなるからです。そのため、去勢することが精巣腫瘍の予防となります。精巣腫瘍の中には悪性化するものもあり、周辺のリンパ節に転移すれば、尿管や腸管を圧迫して排尿、排便がうまくいかなくなることもあります。 また「セルトリー細胞腫」といった精巣腫瘍になれば、腫瘍化して大きくなった精巣から女性ホルモン(エストロジェン)が大量に分泌されて乳腺が腫れたり、乳頭が大きくなったり、皮膚の状態が悪くなったり、さらには造血機能を持つ骨髄に悪影響を及ぼして、再生不良性貧血を起こすこともあります。

この犬ちゃん、診察時には鼡径部に精巣は見当たらず、お腹の中にあるので、お腹を切る手術になりますと話していたのですが、麻酔をかけて力を抜いた状態で見ると、鼡径部にありましたsign03手術時間も短くなり、手術部位も小さくなったので、良かったですhappy01

精巣が一つもしくは両方ともない場合は病院にご相談ください。

 


外耳炎

耳を振ったり、後ろ足で掻いていると来院した犬ちゃん。

耳の表面も赤く、とても痛そうでしたが、中の方ものぞいてみると、耳の奥の道(耳道)が細く、変形していました。

どうやら1か月くらい気にはなっていたものの、来院できなかったようで、慢性化してしまっていたようですsad耳掃除もやはり、痛いようで、掃除がなかなか難しい様子でした。この状況ですと、最初から頑張りすぎてしまうと、耳を触られるだけで嫌になってしまい、今後の治療ができなくなってしまうので、必要最低限掃除をして、外耳炎の原因を探ることにしました。

初めての耳掃除ということもあり、耳ダニ、細菌感染、真菌感染などの鑑別が必要だったため、検査を行うことにしました。

顕微鏡で見てみると、真菌(マラセチア)が大量sign03に検出されました。ひどい場合には内服薬と点耳薬の両方で治療を行うと早く回復するので、提案したのですが、点耳は耳を触られるのをとても嫌がるため、難しいので、内服薬で行ってもらい、こまめに来院して治療することになりました。

耳に異常がない場合は耳掃除をしても後ろ足で掻く動作をすることはありません。家で耳を触ったり、なでたりしたときに後ろ足が動いたり、こすりつける動作をしてくる場合には耳に異常があるかもしれません。たとえ、表面的にはきれいでも耳の奥の耳道に炎症を起こしている場合がありますので、おかしいなと思ったら、早めに動物病院hospitalへ受診してくださいね。


鎮静剤

トリミングで来院したRちゃん。

以前より、爪切りや足裏の毛刈りなどのお手入れで来院していたものの、とても怖がりな性格なので、飼い主さんでもお耳の周りやおしり、爪などを触ろうとするととても嫌がり、噛もうとしてしまいますdash

トリミングもなかなか難しい様子で、飼い主さんも困っていらっしゃいました。

無理ない範囲で少しずつ行ってはいたのですが、飼い主さんと相談のうえ、内臓の血液検査を行い、問題なさそうなら、注射で鎮静剤を使って、少しリラックスした状態でのトリミングを行うことになりました。もちろん、鎮静剤なしでトリミングを頑張れそうなら使わないということでお預かりとなりました。

鎮静剤は麻酔前のお薬として使ったり、少し痛い処置をするので、苦痛を和らげるために使ったり、夜泣きがひどい犬ちゃんをリラックスさせたりといった場合に使うのですが、薬の排泄を行う腎臓が弱っていたり、心臓病をもっていると、鎮静剤は危険です。年齢も13歳と高齢になってきているので、大丈夫か心配だったのですが、幸い腎臓、心臓には問題なかったことと、毛玉をカットしている間にも緊張と興奮で暴れてしまい、体に負担がかかってしまうことからやはり、鎮静剤を打つことになりました。

しばらくたつと眠そうな様子。効果が出てきました。お耳の掃除や毛玉カットなどを行い、シャンプー台へ。実はRちゃん、肛門腺も長いこと絞れていなかったようで、たくさん溜まっていました。自分では出せないような粘土状のドロットしている肛門腺なので、このまま放っておいたら、肛門腺の袋が破裂していたかもしれませんbearing

トリマー2人でスピーディ&きれいに終わりましたshine

動物病院併設のトリミングサロンなので、獣医師が様子を見ながら行えることは利点なのかなと思います。猫ちゃんでチンチラなど、ブラッシングが必要なのに、触るだけで怒り出すというこは結構います。その場合はやはり鎮静剤を使いながら、毛玉をカットしたり、シャンプーしたり、皮膚や耳に異常がないかチェックしながら行っていきます。

出来るだけ、薬は使わずに行っていきたいのですが、どうしても難しいという場合はご相談くださいね。


抜糸

先日、膀胱結石で手術した猫ちゃんが抜糸に来院しました。気づけばもうそんなに経過していたんですね。。。

実はこの猫ちゃん、少し、威嚇癖があり、、、入院中もスタッフが通るたびにシャーシャーannoyと怒っていて、なかなか処置も大変だったのですbearing

抜糸もまた大変だろうと覚悟していたのですが、思ったよりも落ち着いていて、いいこshineで抜糸させてくれました。

もしかすると、手術前後は痛みの為にきつい性格になっていたのかもしれません。膀胱は結構痛んでいたので、まだまだ完全によくなるには時間がかかりそうですが、おしっこも少しまとまって出るようになったようで、手術してよかったです。

昔は犬、猫ちゃんの痛みの管理にはあまり意識を向けられていなかったのですが、最近はその痛みのコントロールにもだいぶ研究が進み、いろいろな薬の使い方がセミナーなど開かれるようになりました。

人間に比べ我慢強く、なかなか気づかない部分ではありますが、痛みをコントロールできれば、生活の質(QOL)は格段に上がります。もちろん、原因を取り除けるものであればそれを第一にやるのは当然ですが、なるべく、痛みをつくらない、減らすことで、もしかすると、性格も変わるのかもしれないなあと思ったひと時でした。


ひな誕生!!!

犬、猫ちゃんの話題ではないのですが・・・今日の新聞一面に

放鳥トキ ひな誕生

の見出しを見て嬉しくなってしまいました。

国産のトキが激減し、人工繁殖を始めたものの、時はすでに遅く、日本のトキは2003年に絶滅してしまいました。絶滅というととても胸が痛いですbearing

その後中国から贈られたトキの人工繁殖が行われ、2008年に成功したものの、今回自然繁殖で初のひな誕生とのこと。保護活動にかかわっていた方、佐渡の方の苦労は想像がつかないほど大変だったかと思いますが、自然界で36年ぶりのひな誕生には大きな喜びの輪が広がったのではないでしょうか。

ひなが誕生しても、まだまだ一人前のトキになるまでには時間がかかりますし、無事育ってくれることを祈るばかりですが、今後も少しずつ繁殖が成功してくれるといいなあと思いますconfident

北海道に生息するタンチョウも実は絶滅の危機に瀕していたのですが、やはり保護活動のおかげで、今ではすっかり数も増えました。自然淘汰といえばそれまでなのかもしれませんが、人が影響を与え、その数を増やしたり、減らしたりしてしまっていることに、もっと謙虚に考えなければいけないのかもしれませんね。


oooブラッシングooo

つい先日も毛玉(もつれ)にならない為にはブラッシングが必要とお話しましたが、今回はhospitalで使っているブラシの種類や、使い方について簡単に説明しますねshinecatshinedog

IMG_6414.JPG

左からピンブラシ、ラバーブラシ、スリッカー、コームとなります。

まず、ピンブラシの説明から・・・

主に長毛種に使われます。

ゴムクッションの上に鉄、真鍮、ステンレスなどのピンを植え込んだブラシ形です。

スリッカーほど使い方が難しくなく、初心者向きですhappy01

ただし、毛玉やもつれを取るのには適していません。

次に、ラバーブラシ

ゴムで出来たブラシです。

短毛種に適していて、摩擦抵抗力で抜け毛を除去します。

使い方としては、大きくブラシをかけるだけでOKです。 

皮膚を傷つける心配も少なく、安心です。

しかし、擦りすぎはいけません・・・coldsweats01

次に、スリッカー

このブラシは上級者向きです。

ブラシの部分が針金のような造りになっています。

毛玉やもつれをとくのに適していて、大抵の犬種に使えます。

使い方としては、毛をかきわけながら細かくブラッシングします。

ペンを持つような感じで軽く持ち、力を入れず皮膚に平行になるようにブラシをかけます。

danger角度をつけてブラッシングしたり、力を入れてしまうとすぐに皮膚が赤くなり傷になってしまうので細心の注意が必要になります。

力加減が心配な方は、自分の腕にあてながら調整するといいかもしれませんねflair

最後にコーム

鉄でできたくしです。

ピンブラシ、ラバーブラシ、スリッカーそれぞれ犬種によって使い分けますが最後の仕上げに使用するのがコームです。

よく見ると、ピンの間隔が荒目と細目があり、まず荒目の部分でもつれがないかチェックし最後に細目で仕上げになります。

スリッカーでは難しい顔の部分はコームを使うといいですよ。

これでブラシの紹介は終わりになります。

ブラッシングとは汚れや死毛を取り除き、皮膚や被毛を清潔に保つ事や、マッサージ効果で血行を良くし新陳代謝を促すといった目的があります。

また、幼少期から全身を触られることを慣れさせることによってhospitalでの診察がスムーズに行えます。

日々のケアだけではなくdogcatとのスキンシップやしつけの一環にもなりますので、少しずつでも習慣にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サナダ虫

うんちと一緒に虫がでてきたと来院した猫ちゃん。便を持って来ていなかったので、直接便をとることにしました。おしりを見た瞬間に・・・・・

???何かついています。

白い米粒のような形のものでした。

これは瓜実条虫、通称サナダ虫といって、ノミからうつる寄生虫です。

瓜実条虫は、その名のごとく、ウリの種のような、白い小さな「片節」が、成長に従って、何十と連なっていく寄生虫です(最大で体長四〇センチほど)。 どのようにして寄生するかというと、ノミの幼虫が瓜実条虫の虫卵を食べ、ノミの幼虫の体内で、瓜実条虫の幼虫が虫卵から脱出して、発育を開始します。そして、ノミが幼虫からサナギへと発育したころに、その体内に寄生していた瓜実条虫の幼虫も成長して感染能力を持つようになります。 猫ちゃんがグルーミングの時に、その成ノミ(中間宿主)を食べてしまうと、瓜実条虫の幼虫は、「終宿主」となる猫の体内に侵入。胃から腸管に到達して成育し、親虫となります。

治療は虫の駆虫薬を飲むことと、原因となるノミ駆除を行う事が重要です。また、他の寄生虫に感染していないか確認するために、便を少し持ってきてもらい、検査をすることも重要です。

特に子猫ちゃんはお母さんから感染している場合もありますので、健康診断時に便を持って来院される事をオススメします。


コロッケ食べちゃいました・・・・・

何度か登場していますが(もうシリーズ化?)、今回はコロッケを盗食してしまった犬ちゃんが来院しました。

コロッケには犬ちゃんが食べてはいけない玉ねぎが結構入っていました。催吐処置をしてすぐコロッケが出てきたので、本人はケロっと元気。翌日には多少便がゆるいものの元気があり、一応大丈夫そうです。

そもそもなんで食べてはいけないかというと、タマネギや長ネギ、ニンニク、ニラなどに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が、犬ちゃんの血液中の赤血球を壊してしまうためです。その成分によって、犬ちゃんがタマネギを食べると、赤血球が破壊されて、急性の貧血や血尿などを引き起こす場合があります。食品を加熱しても毒性は消えないとされているので、残り物のハンバーグ、餃子、すき焼きなどなど、テーブルに残しておいて食べられるといったことのないように気を付ける必要があります。

上記のとおりですが、テーブルにコロッケを置いてふと眼を離したすきに食べられてしまったようです。それまでも、実はこの犬ちゃんいろいろ食べてしまっています。ここなら届かないと思っていたところに踏み台を使って取ってしまったり、ふたを開けてしまったり、、、。一回経験がある犬ちゃんは、どうしたら食べられるか、学習します。絶対食べられないような場所→冷蔵庫や扉つきの食器棚の中など、確認して、盗食を防ぎましょう。

悪いのは犬ちゃんではありません。そこに置いてしまう人間が悪いのです。。。盗食で命を落とす危険もありますのでみなさん、本当に気を付けて下さいね。


狂犬病

あちらこちらで、狂犬病の集合注射行っていますね。皆さんは狂犬病の予防接種はもう終わりましたか?

狂犬病は人獣共通の伝染病で主に犬から感染します。ヨーロッパでは、アライグマ、コウモリ、スカンク、キツネ、コヨーテなども感染源の一因で、野生動物の為、なかなか根絶が難しい状況です。

日本ではもう50年前に根絶した病気ですが、なぜ、今もワクチンを打つ必要があるのでしょうか?

実は狂犬病がない国は数えるほどしかなく、日本、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなどの島国以外ではほとんど根絶できていない状況です。大陸繋がりのある国ではなかなか狂犬病がなくならない病気ですので、今現在でも危機状態の高い伝染病の一つである事がわかります。

現在では大陸間の移動も簡単に行えるため、病気の輸送も行える状況です。そのため、日本で発症が認められていなくても、毎年ワクチンを打って、海外からの侵入、感染を防ぐ必要があります。

狂犬病は一度感染すると100死亡するという恐ろしい病気です。治療法はなく、予防が重要になって来ます。日本では狂犬病の状態を見た事がない獣医師がほとんどだと思うのですが、それがとても幸せなことで、海外ではまだまだよく目にする光景だと思うと恐ろしいことですね。

狂犬病のワクチンは必要ですが、基本、健康状態がいいときにうつものです。集合注射の近いところが今日しかない、なんだか元気ないけど、とりあえず注射だけしちゃおうなどということで接種すると、ご飯を食べない、なんだか元気がない、急にふるえるなどの副作用が出る事があります。予防接種後は健康な状態で、接種後に様子を見てあげられる日を選びうつようにしましょう。

集合注射で行えない場合には動物病院の診療時間内に行う事も可能です。アステールでは無料で市への手続き代行も行っております。集合注射だと興奮してしまう、他の犬ちゃんと一緒だと怖がるなどなどの場合には病院で行うといいかもしれませんね。

 


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