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スタッフブログ 2012年5月アーカイブ

咬傷

地域猫ちゃんで何日か前に他の猫ちゃんに咬まれた可能性があると来院した猫ちゃん。背中の部分が脱毛して赤くなっていました。触ってみると下の方が腫れて膿がたまっている様子。元気も落ちているようで、鳴き方も少し細くなっています。

普段から慣れている猫ちゃんなのかと思いましたが、元気な時は触れないくらいの猫ちゃんのようで、どうやらだいぶ弱っている様子。今後の治療は元気になるとなかなか連れてくるのも難しい様子です。

オーナーさんと相談し、出来る範囲で治療をする事になりました。

まず、膿が出ている範囲の毛を刈ってみると、かなり広範囲で皮膚が壊死して化膿した液体が出てきました。これが溜まったままでいると、感染症から全身に菌が回り、命の危険もあります。今回は麻酔をかけずに出来るだけ化膿巣を取り除き、キレイに洗浄を行う方法をとりました。

本来なら麻酔をかけて汚い皮膚やその下の組織を取り除き、洗浄して、縫合していくというのが一番の治療方法なのですが、地域猫ちゃんという事で、洗浄処置で行っていきました。

とても痛かったと思うのですが、頑張ってくれ、無事に処置もおわりました。あとは栄養をしっかりとって休養し、自分の免疫力を上げてもらって元気になってくれることを願っています。

 

 

 


天気

ここ数日、暖かく晴れていたと思うと急に大雨や雷で急に寒くなったりと天気が変わりやすいですね。こういう天気のときはてんかんの持病がある犬ちゃんは、気圧の変化によって、急に発作が出たり、また雷の音が怖くなって、食欲不振や嘔吐、下痢などの体調不良を起こす場合もあります。

てんかん発作は2,3分様子をみて止まらないようなら病院での受診をオススメします。薬の量が合わない場合もありますし、緊急で発作を止める必要があるかも知れません。発作時のみの座薬などを使う必要もあるかも知れません。

雷の大きな音や地震など、いつもと違う状態で体調が悪くなる場合には、程度によるのですが、少し様子を見てもいいかもしれません。その際、必要以上に声をかけたり、いつもと違う動作を人間がしてしまうと、余計に恐怖が増大したり、逆に怖いふりをすれば特別がもらえるのでわざと行うといった行動をしたりする犬ちゃんも出てきます。

ただ、様子を見ていても食欲が戻らない、嘔吐回数が変わらないなどの症状が続くようであれば、すぐ病院で受診しましょう。症状を治療するといった事に追加して、精神面で恐怖や問題行動を治療しなければいけない場合もあるかもしれません。

夏の花火や盆踊りの太鼓の音などでパニックになる犬ちゃんも結構多く、その際に逃げて行方不明になってしまうといったこともよくあります。あらかじめ予定が分かっていれば、防げることもあると思います。室外にいつもいる犬ちゃんであれば、室内(玄関先)に入れておく、音が始まりそうな時には外出や人の出入りを避けると言った事も有効だと思います。

あまりにも症状が酷い場合には一過性にお薬を飲むのも手かもしれません。ただ、効果はそれぞれ犬ちゃんによっても違いますので、量や種類などは様子をみながら変更する必要があるかもしれません。

様子をみながら、おかしいなとおもったら病院で受診してくださいね。

 


TRIMMING~

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ラヴィちゃんxルイちゃん***ヨーキー

 

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ふくちゃん***ヨーキー

 

 

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ポンタちゃん***ポメラニアン

 

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 ニコちゃん***Mダックス

 

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 タロウちゃん***Gレトリバー 

 

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 モモちゃん***Tプードル

 

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 コジロウちゃん***Mシュナウザー 

 

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 パオちゃん***チワワ

 

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蘭丸ちゃん***ヨーキー 


耐性菌

夜中に地震がありましたね。みなさん、大丈夫でしたか?神経質な子ですと体調を崩すこともあるので、様子を見てあげてくださいね。

さて、今日は抗生物質の耐性菌についてのお話です。人間界ですでにご存じの方も多いと思いますが、動物の世界でのお話におつきあいください。

皮膚の感染症や膀胱炎などで細菌感染と診断され、抗生物質をもらうことは多いと思います。最初に1週間分、10日分、2週間分などで薬を処方されると思います。だいたい、2,3日もすれば症状が落ち着いてきたり、よくなってくるので、そうすると、お薬もう、やめてもいいかなと思って自己判断でやめてしまう方もいらっしゃいます。少し飲んで、やめて、悪化してまた飲んでを繰り返していると、菌も抗生物質に対する耐性を獲得していきます。そのため、別の抗生物質でないと効果がないといった現象が生まれてきます。

また初めて飲む抗生物質できちんと服用していたにも関わらず、効果が見られないといったときはその抗生物質に対する耐性を獲得している菌の可能性が高いです。

その場合、皮膚であれば膿の袋の中に入っている菌を少しとったり、尿であれば少しの尿を専門の機関に送り、菌に効く抗生物質を診断してもらいます。場合によっては菌が何なのか、同定も行ってもらうこともできます。

少し前まではよく効いていた抗生物質が効かない犬ちゃんの皮膚病が増えてきました。今はよく効く抗生物質がありますが、今後はさらにその抗生物質も耐性ができてしまう可能性もあるかもしれません。

適切な量、回数、期間を守り、投与していかないと今後もこの問題は広がっていくと思われます。そしてもし、人間と動物に共通の感染症で抗生物質が効かないといった病気が生まれた場合には感染症の蔓延が予想されます。人も動物も抗生物質の使用法については考えていかないといけませんね。


巨大食道症

いいお天気ですね。お出かけの方も多いのでしょうか?

巨大食道症という病気について書いてみようと思います。

巨大食道症」は口から胃までつなぐ部分の食道が拡張し、食道の運動が低下するために、食べ物を胃に送り込めなくなり、食べ物を食べた後すぐに吐くといった症状を引き起こす病気です。

【原因】

先天性の場合と後天性の場合があります。先天的の場合は原因がはっきりと解明されておらず、食道に分布する神経の欠損や異常により発症するといわれています。後天性の場合は、神経や筋の疾患、食道の閉塞性疾患(食道腫瘍や異物、先天的な血管の異常である血管輪などの食道外部からの圧迫)などに続発して起こったり、ホルモン異常により起こることが多いです。

【症状】

食道の運動が低下するため、食べた物や水を、食後比較的短時間の間に吐き出します。頻度は病状によりさまざまです。食べ物を吐いてしまい、十分に栄養が摂取できない場合は体重減少もみられます。症状が重い場合には吐いた食物が気管から鼻や肺に入る(誤嚥:ごえん)と「鼻炎」や「肺炎」を起こし、発熱や咳、呼吸困難などの症状がみられ、命にかかわることもあります。その他、食道の炎症を起こし、食欲不振やよだれなどの症状がみられることもあります。食道の拡張がごく軽い場合には、目立った症状が現れないこともあります。


【治療】ワンちゃんの症状や状態、原因となっている基礎疾患によって治療法は異なります。
一般的には、ワンちゃんを立たせた状態で流動食を食べさせ、食物を重力で胃に移動させる食事法(食後もしばらく立たせた状態にさせます)を行います。先日の雑誌でちょうどその記事があったのですが、小型の犬ちゃんでは傘立てをうまく使ってそれにフードをのせる受け皿を使った例などもあります。ごはんを食べさせてから10~15分くらいそのままの状態を維持させることも必要です。最後は嫌がるかもしれませんが、その傘立てに入るとごはん、おやつがもらえると思うと、喜んで入るようになる場合が多いようです。

その他に食道炎や肺炎を起こしている場合は、抗生物質の投与など内科的治療を行います。また、神経疾患や筋疾患などの基礎疾患がある場合はその治療も行います。原因が食道腫瘍や食道内異物の場合には外科手術もありますが、なかなか予後は難しい場合が多いです。

【予防】

早期発見、早期治療が大切ですので、動物病院でのこまめな検診をお勧めします。最初は嘔吐だと思い、胃腸炎を疑ってしまうことがおおいですが、内服薬で治らなかったり、咳込むなどの症状が出たりしてレントゲンを撮ってみると巨大食道症だったということが判明することもあります。ご自宅では、食後の状態チェックを行ないましょう。また、上記の症状が見られる場合は、早めに動物病院にご通院くださいね。



トリミング♪♪

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ナコちゃん**マルチーズ

 

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チーズちゃん**Tプードル

 

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ウシワカマルちゃん**スコティッシュフォールド

 

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ピースちゃん**Tプードル

 

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エルちゃん**ヨーキー

 

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ジョンちゃん**シーズー

 

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ランちゃん**シーズー

 

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まりもちゃん**ビション

 

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レオンちゃん**MIX

 

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プッチュちゃん**Tプードル


処方食

今日は雨降りrainですね。最近、気温も上がったり下がったり、晴れたり、雨降りだったり、1週間でも変動が激しいので体調管理に注意してくださいね。

少し前に膀胱結石の摘出手術が重なりました。その後は元気でおしっこもよく出ていて、元気です~というお話を聞いて安心していました。

ただ、膀胱結石は再発しやすいため、ごはんを処方食に変更する必要があります。最初から食べてくれるといいのですが、なかなか切り替えが難しく、オーナーさんがすぐあきらめてしまう場合があります。

かわいそうだから、おいしいごはんをたくさん食べさせてあげたい。という気持ちはよく分かるのですが、もし再発してしまうと、また手術sign02年齢やほかの病気の兼ね合いで麻酔が可能かどうか、そして可能だったとしても、またおなかを切ることになります。再発が絶対あるかといわれるとわからない部分もありますが、処方食を食べて予防する方が断然いいと思います。

最近ではメーカーさんも様々な処方食を作るようになり、同じ膀胱結石の予防でもチキンタイプ、フィッシュタイプ、ドライフードから缶詰まで様々な形で販売されています。別のメーカーさんに変えたら処方食をたべるようになった!缶詰に変えたら食べた!など、ちょっと工夫してみると食べてくれる場合もあるので、頑張ってみる価値ありです。

本当は病気がわかった時点ですぐ100%処方食に切り替えたいのですが、最初は元のごはんに混ぜて徐々に切り替えていくという方法もやむを得ないかなと思っています。出来れば1週間くらいかけて元のごはんの量を徐々に減らし、処方食をふやしていって切り替えるという方法もあります。

基本的に処方食を食べる指示の場合にはおやつもごはんも処方食のみです。せっかく処方食を食べているのにおやつを食べていては意味がなくなってしまいます。

治療を継続していくのはなかなか根気が入りますし、大変だと思いますが、犬ちゃん、猫ちゃんの健康の為に食餌も気を付けてくださいね。


子猫ちゃん来院

先日、目や鼻が汚れていた子猫ちゃん、1週間後の経過を見せに来院してくれました。

保護した方も小さいので心配だったようで、目薬や飲み薬をこまめにやってもらい、ご飯ももりもり食べていたようで、見違えるくらい目も鼻も綺麗になって来てくれました。体重も前回より大きくなってくれていて、順調です。

ウイルス性鼻気管炎はなかなかやっかいで、治療しても完治しないまま慢性に続いてしまったり、あまり酷い場合には目の膜が癒着してしまうこともあります。一回良くなったかにみえても、何かの拍子に体調を崩すとそれとともに目やにが出始めたりという事もよくあります。なるべくこういった状態にならないようにするために、きちんと薬を飲ませたり、点眼を行い、出来るだけストレスのない環境で生活することが重要です。基本的には外へ出さずに室内外がお勧めです。

順調に回復してきているので、次回はワクチンで来院することになりました。猫ちゃんのワクチンにも種類がいろいろあるのですが、主にお勧めしているのが3種混合ワクチンです。猫ちゃんによくかかる病気を防ぐためにはこちらの混合ワクチンを打つ事が必要です。

以下にワクチンの種類と病気についてまとめてみました。

①猫伝染性腸炎(猫汎白血球減少症):パルボウイルスによる感染    

原因: 動物の排泄物(特に便)からの感染。人間の靴の裏について室内に入り感染することもあります。   

症状: 発熱して元気がなくなり、胃液や胆汁を吐く、下痢などの症状が起こります。白血球の減少により免疫力が低下し、他の病気を併発する恐れがあります。もっとも発症しやすい年齢は、生後2~5ヶ月です。   

治療:ウイルスに対するインターフェロン、二次感染には抗生物質で治療します。合わせて、栄養剤や療法食による体力維持が大事です。病気から回復した猫は、強力な免疫ができるので二度とかかることはありません。強い生命力をもつウイルスのため、病気にかかった猫が使ったものは、焼却処分するか消毒が必要です。  

②猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルスⅠ型で風邪の一種:俗にいう猫風邪)   

原因: 感染猫との直接接触、くしゃみや咳で空気中に飛び散ったウイルスによる飛沫感染。    

症状:くしゃみ、鼻水、咳、口内炎、結膜炎などの症状が表れます。軽い場合は3~4日ほどで治りますが、症状が重い場合は40度以上の高熱、食欲不振、下痢を 併発し衰弱して死に至ることもあります。    

治療:ウイルスに対するインターフェロン、二次感染には抗生物質で治療します。合わせて、栄養剤や療法食による体力維持が大事です。3種混合ワクチンでの予防は、100%ではないため、軽い症状が表れることもありますが、死に至るような事態は避けられます。再発の可能性が高く、長期間ウイルスを放出することもあるので要注意です。   

③猫カリシウイルス感染症    

原因: 感染猫との直接接触、くしゃみや咳で空気中に飛び散ったウイルスによる飛沫感染、人間などを経由する間接感染。    

症状:初期症状はくしゃみ、鼻水、咳、発熱と、ネコウイルス性鼻気管支炎に似ています。進行すると舌炎や口内炎ができ、肺炎を併発して死に至ることもあります。    

治療:ウイルスに対するインターフェロン、二次感染には抗生物質で治療します。合わせて、栄養剤や療法食による体力維持が大事です。

初年度のワクチンは2,3回にわけてワクチンプログラムを組んで接種します。その後は年に1回の接種が必要になります。初年度は頑張ったけど、その後は打っていないという方、是非、猫ちゃんのワクチンに来院してくださいね。  


町探検

今日は小学生の皆さんが、見学にやってきました。校外学習だそうで町の病院やお店を見学して、質問などを行う授業だそうです。

最初に来たのが8人くらいで、みんなとても元気で礼儀正しい子どもたちでしたhappy01

一日にどれくらい(動物が)来ますか?

どんな病気が多いですか?

治療はどのくらいの日数かかりますか?

などなど、一言では簡単に答えられない質問や、答え方がどこまでわかるかな~など、しどろもどろになってしまったり、これは何?と質問攻めにどきどきしたり、なかなかいい体験になりました。

最初の8人でおわりかな~と思っていたら、その後も数人ずつの班に分かれて見学隊がたくさん来ました。ちょうど、スタッフも人数が多い日だったので、待たせずに案内することができましたshine

入院室を見て、この子はどうしたの~?、この子、震えてる!!など聞いていて微笑ましい様子でした。この体験でなにか得るものがあるといいなと思います。未来の動物病院スタッフがうまれるかなsign02

 


トリミング☆

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シュガーちゃん&ミルクちゃん**M・ダックス

 

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アールちゃん**シーズー

 

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ソラちゃん**チワワ

 

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こはるちゃん**シーズー

 

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モモちゃん**Mダックス

 

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ジャンボちゃん**Mダックス

 

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元気ちゃん**ヨーキー

 

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もえちゃん**チワワ

 

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ベルちゃん**Tプードル


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