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スタッフブログ 2012年6月アーカイブ

毛球症

暑くなってきましたね。夏本番も近いようです。

今日は猫ちゃんの毛球症についてのお話です。

毛球症はグルーミングで毛を飲み込んでしまい、それが胃や腸で塊となってしまう病気です。

毛玉が大きくない場合はそのまま自然にうんちとして出てきますが、場合によっては胃から腸の出口をふさいでしまったり、腸の一部でつまってしまうと食欲不振、嘔吐、下痢、便秘、吐きだそうとするけどなにも出ない、おなかを痛がるなどの症状をおこします。

毛が抜ける時期(春、秋)や長毛の猫ちゃん、なんらかのストレスで舐める癖のある猫ちゃんは注意が必要です。

少量であれば、サプリメントやサラダ油、ワセリンなどをティースプーン1杯飲ませてそのままうんちとしてでてくれば問題ありません。

が、中にはつまってしまい、うまく出ない子もいます。毛球症とは別ですが、糸を遊んでいて食べてしまい、出てこないということもあります。その場合には手術で摘出ということもあります。

毛球症を防ぐためには毛をなるべくたべないようにするには普段からブラッシングを行い、なるべくストレスを与えないようにしましょうね。長毛の猫ちゃんであれば、ブラッシングもそうですが、夏場は毛を短くするのもいいかもしれませんね。

グルーミングが多い場合には何らかのストレスや疾患がある場合が考えられます。おかしいなと思ったら動物病院へ受診しましょうね。

 


歯科

 今日は蒸し暑いですねsunこれから暑くなるらしいので、体調をくずさないようにお気を付けくださいね。

最近、また歯石除去が多く、ほとんど毎日のように行っています。

健康診断などで全身を診察するのですが、結構歯石がついている犬ちゃんが多いです。中には歯肉がかなり赤くなって、炎症を起こし、歯も揺れていて、腐敗している場合もあります。

歯石除去は全身麻酔をかけないとできないので、歯石の為に麻酔がかわいそうという気持ちもわかりますが、抜歯をしなくてはいけない状況まで待つのももっとかわいそうな気がします。

口臭がひどい、くしゃみ、顔が腫れるなどの原因の多くはこの歯石による細菌の影響が多いです。顔が腫れるまでの症状が出ると、犬歯の根の部分が化膿している場合があり、抜歯の確率も上がってしまいます。

ちなみに先日の犬ちゃんの歯石除去前後の写真です。 IMG_1143.jpg

写真では見づらいかもしれませんが、犬歯から奥歯(臼歯)にかけて歯石が結構ついています。

 

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終了後の写真です。すっかりピカピカです。

この歯の状態を維持するにはやはり地道に歯磨きをしたり、歯石がつきづらいごはんを食べたり、歯磨きガムなどをあげるという毎日の努力が必要です。

歯磨きも今は歯ブラシのタイプから軍手のようなもの、スプレー式の歯磨きジェルなどなど、種類も増えました。アステールでサンプルもありますので、子犬ちゃんのきれいな歯のうちからの歯石予防をやってあげるといいと思います。


トリミング(^^)♪

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かりんちゃん***Mダックス

 

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らむちゃん***Tプードル

 

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姫ちゃん***シェルティー

 

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ナナちゃん***コーギー

 

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ソラちゃん***チワワ

 

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ももちゃん***Mダックス

 

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ルカちゃん***ポメラニアン

 

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レオちゃん***パピヨン

モカちゃん***ポメラニアン


下痢

この時期、胃腸の病気はやっています。

最近下痢を主訴で来院の犬ちゃん多いですね。昨日もここ最近便がゆるかったり、よくなったりを繰り返しているという犬ちゃんが来院しました。

下痢でも便の量や回数、形状で小腸性と大腸性の2通りに分かれます。混合の場合もあります。1回の便の量が多く、やや黒色で回数は少ない場合は小腸性の下痢、便の回数が多く、少量ずつ出ていて、粘液状のどろっとした便の場合は大腸性の下痢と判断できます。

原因はいろいろありますが、

①食餌の内容 

過食や消化の悪い食べ物(ジャーキーなどのおやつ、ブドウ、ミカン、スイカ、梨などの  果物類)を急にたくさん食べたり、いつもと違うものをたべたりした場合、その2,3日後に具合を崩すことがあります。また、食物アレルギーでも下痢を引きおこすことがあります。

②寄生虫

子犬ちゃんを飼った際には便検査をおこないましょう。お母さん犬から感染している可能性もあります。回虫やコクシジウム、条虫などお腹に寄生していると発育不良をおこし、場合によっては命を落とす可能性もありますので、必ず駆虫する必要があります。

③細菌、ウイルス

大腸菌、サルモネラ菌などの細菌感染やパルボウイルス、ジステンパーウイルス、コロナウイルスなどのウイルス感染症、などがあります。ウイルスに関しては予防接種で防げますので、必ず予防接種を行いましょうね。

④腸炎、膵炎、腫瘍など

腸に炎症をおこしていたり、胃や腸の腫瘍、リンパ腫など、特に高齢になってくると考慮しなくてはいけません。

同じ下痢でも原因によって治療が変わってきます。

まずは下痢をしたら、新鮮な便をもって動物病院へ行きましょう。便の形、量、色や顕微鏡で細菌や寄生虫の検査などを行います。時間がたってしまっている場合は正確な検査ができません。

また来院時はいつもの状態やごはんの種類などを説明できる方が連れてきてくださいね。


トリミングー(^^)

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空ちゃん***MIX

 

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ポンタちゃん***ポメラニアン

 

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プーちゃん***マルチーズ

 

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もこちゃん***Tプードル

 

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ベルちゃん***Tプードル

 

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あおいちゃん***キャバリア


猫白血病ウイルス

今日もいいお天気ですねsun

なぜか、アステールでは白血病感染した猫ちゃんが同時に入院中です。

白血病は主に外にいる猫ちゃん、多頭飼育の猫ちゃんに多く見られます。白血病に感染した猫ちゃんの唾液、涙、尿、便、血液、乳汁に含まれるウイルスが、ケンカなど咬み傷、グルーミングや食器共有、感染した母猫などで媒介し、感染すると考えられています。胎盤感染の場合は、流産、死産することが多く、生まれても育つことが少ないです。
感染力は弱いため、ウイルスは体外に出ると非常に不安定な状態となります。ですから、食器やタオルなどは漂白剤につけて洗浄すれば、感染してしまうといったことはないです。

感染した猫ちゃんは子猫ちゃんですと、そのまま持続感染し、発症→なくなってしまうという可能性が非常に高いです。だいたい、16週齢以降ですと、持続感染を起こす確率は通常10-20%未満で、ウイルスを排除し、感染を起こさないと言われています。ただ、外にいる猫ちゃんや多頭飼育の猫ちゃんですと、環境が厳しかったり、多頭のストレスで発症も高くなると考えられています。

どんな症状がでるかというと、食欲不振、よだれ、発熱、慢性鼻炎、治りにくい皮膚炎などを起こします。

検査はウイルスに暴露してから2ヵ月すればできます。血液を少しとり、病院内で検査できます。1回陽性であってもその後陰性となることもありますので、再検査してみてもいいと思います。4ヶ月たっても陽性ですと、持続感染となり、ウイルスが消える可能性は低いです。

特効薬となる治療法は残念ながらないので、その症状にあった治療を行っていきます。感染に関しては抗生物質を投与したり、体の免疫力を上げるインターフェロンの注射などもあります。リンパ腫を起こした場合には抗がん剤の治療を行います。

基本的にはウイルスに感染しないように、予防に努めることが重要です。室内飼育を基本とし、多頭飼育はオススメしません(部屋の数だけなら飼育可という考え方もあります)。ストレスを与えないようにすることも重要です。また、白血病予防のワクチンもありますので、外に出るという猫ちゃんは検討した方がいいかもしれません。ただ、白血病ワクチンは100%感染しない保証はなく、ワクチンの副作用で注射部位にしこりが出来る可能性が0.1%~0.01%の確率でおこります。

このウイルスに感染すると症状は厳しい場合が多いです。健康な状態を維持するために定期健診を受けていきましょうね。また、新しい猫ちゃんを迎え入れる時、不安な事があればご相談ください。


ラスベガス 出発編

様こんにちは~看護師の大久保ですdog

少し前の話題になってしまうのですが、今年3月、『より高度なレベルを目指した実践的なVTセミナー』に参加させていただきましたsign03(VT:ベテリナリーテクニシャン→動物看護師の事)

一週間にも及ぶセミナーの開催地は、なんと、な、なんと・・・

アメリカ・ラスベガス!!!!!!eyebombsign03dashdash

ラスベガス?!そお!!ラスベガスです!!!!!大久保、初・海外進出です!!!

何故ギャンブルの街ラスベガスで・・・?と思われた方も多いと思います。

ラスベガスにはOQUENDO CENTERという獣医療従事者専用の大変立派な研修施設があり、今回のセミナーはそちらで開催されたVTシンポジウムに参加することが目的でしたpencil

 

ステールstaffのみんなのご協力をいただき実現した、私史上3本の指に入るであろうこのビッグイベントdangerdangerdanger期待と不安と1週間分の大荷物を抱え意気込んだ出発日は、あいにくの雨でしたbearing

何故か猛烈に緊張していた私は途中で電車のキップを無くし、先行き不安だと思いつつ無事成田空港に着。成田空港があまりにもTVドラマで見たままの風景な事に感動。

PIC_0125.JPG日本からラスベガスへの直行便がないので、ソウル経由での乗り継ぎで約15時間のフライト・・・airplane

酔いました。酔いながらも、計3回出た機内食はどれも完食しましたが(笑)

 

してそして到着したラスベガスshineshine暑いsunsweat01

PIC_0162.JPG今回のセミナーへの参加者は私を含め計17人。全国で活躍するVTさん達との動物看護に関する様々な情報交換は、とても勉強になりましたupupbud

日々動物と接しながら考える事、嬉しかったエピソード、今後の野望、失敗談・・・誰もが『動物看護師』という職業にプライドを持ち、試行錯誤を繰り返しながらお仕事に励む素敵な方ばかりlovelyheart02

大袈裟な言い方ですが、もはや私達は"命の現場"という同じフィールドで戦う戦友なのだと思います。たくましい戦友達との出会いは、わたしにとって今後の大きな活力となりましたnotes

 

次の更新では、私が勉強してきた事をすこーしだけ紹介させていただこうと思います!

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猫ちゃんのトイレ

今日はいい天気ですねsun

今日は病気の話というよりは、猫ちゃんの行動でなぜ?と思うことについて書いていこうと思います。

猫ちゃんがトイレに行くまでってあたりを見回したり、なかなかトイレに行かなかったりしませんか?そして排泄を済ませた後急に走り出したり、興奮したりしませんか?

排泄中は非常に無防備になります。野生の猫ちゃんはトイレはいつもいる安全地帯から離れた場所で済ませます。つまり、安全な場所から離れてトイレに行く途中で敵や危険にさらされないとも限りません。

猫さらに排泄後は、自分の存在を悟られないように、念入りに臭いをチェックし、砂をかけて始末するといいます。最近のトイレ砂は、消臭効果に優れているため、終わったあとの猫ちゃんが嗅いでもあまり気にならないようで、以前ほど念入りにしない猫ちゃんも増えているようですが。

排泄後はまた自分のいる安全地帯へ一刻も早く戻りたい!という行動から、私たちには急な暴走として見えるのかもしれませんね。私たち人間にはない野生の本能のなせる業というところでしょうか。


指間炎

梅雨の湿気、毎日なんだかムシムシしていますね。

この時期、犬ちゃんの足の指の間が蒸れて赤くただれてしまう皮膚病(指間炎)を起こすことが大変多くなっています。

犬ちゃんは肉球のところで汗をかくというのはみなさんご存じかと思いますが、お散歩などで熱くなってくると、肉球から汗をかき、その部分が蒸れてそのままにしていると、なんだか痛い、痒いと感じ、犬ちゃんが舐める⇒さらに痛痒くなるという悪循環も起こります。

また、お散歩中に石や小枝を踏んでしまい、傷ができて、その部分を気にして舐めてしまって悪化ということもあります。

いずれにしても、舐めるという行為は余計に指間びらんを悪化させてしまいます。

状態にもよりますが、散歩など足が汚れてしまったら、シャンプーで清潔にしてあげて、きれいな状態にしてあげます。その際、できればタオルでよく拭いてあげ、なるべくドライアーは当てずに乾かします。病気になっている皮膚は熱にも弱いので、ドライアーを使う場合は冷風がいいかもしれません。

また、細菌感染や真菌感染がひどい場合には内服薬を服用するほうが、いい場合もあります。

塗り薬は舐めて悪化してした犬ちゃんにはあまりおすすめできませんが、エリザベスカラーを着用する、ほかに気を取られているとき(ごはんの時や寝ているときなど)に塗ってあげるという方法もあります。

舐めていては余計に悪化してしまうので、最近この足だけよく舐めたり、かんだりしているな~とおもったら、要注意です。動物病院で受診してくださいね。

 

 

 


凍結治療

今日は激しい雨ふりですね。午後から落ち着いてくれるといいのですが。

先日、耳のイボが大きくなって、出血していると来院した犬ちゃん。大きさは1cm弱で、かなり大きくなってきており、ちょっと触るだけですぐ出血し、耳の穴が血だらけになって困っていたとのこと。

実は外耳炎もおこしており、耳の掃除も必要で、耳掃除のたびにイボから出血してオーナーさんもなんとかしたいと悩まれていました。

本来なら麻酔をかけて切除しないといけないのですが、高齢という事もあり、ためらっていらっしゃいました。

相談し、凍結治療を試してみることに。これは人間のウオノメを治療するときと同じで液体窒素を塗布し、細胞を壊死させるというもの。これなら麻酔の必要はありません。が、耳のデリケートな部分でもあり、正常な皮膚部分にはよくないものですので、じっとしていられるか、不安な部分もありました。

やはり少し動いてしまって、なかなか難しかったのですが、なんとか、頑張ってくれた一週間後の写真(使用前の写真も撮っておけばよかったのですが・・・・)

 

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見た目は黒く、変化ないように見えますが、全く出血しないとオーナーさんも喜んでいました。イボも多少小さくなって、一部は正常部分からはがれてきていました。

この治療は1回では終了せず、2,3週間おきに3,4回治療に通っていただく必要があります。処置時間はだいたい10分くらいで終了します。

目のふちや耳の中の方は麻酔なしでは出来ないのですが、他の部分であれば、麻酔をかけずに出来るので、イボ切除にはオススメです。

今まで切除したいけど、麻酔は嫌だな~と思われていた方はご相談ください。


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