月別 アーカイブ

HOME > スタッフブログ > アーカイブ > 2013年3月アーカイブ

スタッフブログ 2013年3月アーカイブ

歯の破折にご注意ください

犬ちゃんも歯が乳歯から永久歯へ変わっていきます。

生後3,4か月頃から前歯が抜け替わり、徐々に奥歯、そして生後6か月くらいで犬歯が抜け替わります。

ところが、小型犬で、犬歯が抜け替わらずに永久歯が隣に生えてしまったり、外側と内側に重なるように生えてしまう2枚歯の犬ちゃんが結構多く見られます。

歯並びに異常が一見なさそうでも、本来は歯と歯の隙間が十分にあるはずのスペースがなくなってしまうと歯石がつきやすくなります。

また重なって生えている場合にはなおさら歯石がついてしまいます。

もうすぐ抜けるかもと思って待っているのも一つの方法ですが、1歳になっても抜ける気配がなければ、抜歯をお勧めします。

また乳歯は折れやすいので、ちょっと硬いものをかじったり、ぶつけた拍子に折れてしまうこともあります。

欠けていても大丈夫と思いがちですが、欠けた部分からばい菌が入り、歯肉炎を起こしてしまい、見た目は歯石がついていないのに、歯肉が赤い、痛みがあって触られるのを嫌がるといったことも出てきます。

なかなか、歯を見せてくれない犬ちゃんも多いのですが、小さいうちから口をあけたり、歯を触ったりすることを行い、歯磨きを習慣づけていけるといいですね。


シャンプーの種類

皮膚のケアシャンプー、最近では様々出ています。

肌のトラブルを見極めてシャンプーを選択していかないと、いいシャンプーなのに、皮膚病が悪化してしまうこともあります。

細菌感染やマラセチア(真菌)がある場合には抗菌性シャンプーを使用します。

べたつきのある皮膚やフケが出やすいタイプの場合には角質溶解シャンプーを使用します。そのシャンプー剤が乾燥させてしまうものなので、人の手が荒れてしまうので、手袋をしたり、手荒れを防ぐクリームでケアしたりする必要があります。

反対に乾燥気味でカサカサの皮膚によりフケが出やすい場合には保湿性シャンプーを使用します。犬ちゃんの乾燥しやすい場所は腹部や太ももの部分ですので、その部分がカサカサしている場合には保湿シャンプーがオススメです。

アトピー症状のある犬ちゃんの皮膚には保湿性のあるシャンプーを使用することが重要なのですが、皮膚の状態は残念ながらいつも同じではありません。

日本は四季があり、湿度や温度が絶えず変化していきます。それはいいことでもあるのですが、皮膚にとっては常に同じ環境ではないので、皮膚トラブルを抱えている犬ちゃんは日々皮膚の問題自体が変化していく可能性があります。

状況に合わせてシャンプー剤を変更することはとても重要です。

それとともに、シャンプーの仕方もとても重要です。

まずはお湯の温度。人のおふろの温度にしてしまうと、乾燥気味の犬ちゃんは余計に油分がとられてしまったり、アトピーの症状のある犬ちゃんですと、痒みが増してしまいます。

基本的には室内プールと同じ30℃がいいといわれています。

この温度は冬場ですと、自宅でのシャンプーは難しいかもしれませんが、35℃以下にすることが望ましいです。

また、薬用シャンプーは泡立たないシャンプー剤が多いです。ついついたくさんつけすぎてしまうこともあるので、事前に市販のものもしくは院内の一般シャンプーでよく洗って汚れを落としてあげたあとで、薬用シャンプーを使うと、効果もあり、経済的です。

洗い方は優しく、薬を付けるといった感覚で行いましょう。ごしごしこすりたくなってしまうのですが、デリケートな部分にはシャンプーで悪化してしまうこともあります。優しく泡でマッサージもしくは泡を付けるといった感じで行いましょう。

そして薬用シャンプーは名前の通り薬用ですので、薬を浸透させる必要があります。洗ってすぐに流してしまうと効果がほとんどないので、特に患部には薬液を最低でも5分、できれば10分浸透させておきたいので、患部から洗いはじめてほかの部分を洗うようにすると10分の漬け置きの負担が軽減できると思います。

最後に乾燥。本当はドライヤーの熱さは皮膚によくないのですが、乾燥しないままの皮膚でいると、蒸れて、細菌感染を起こしやすくなります。

ドライヤーが難しい犬ちゃんはとにかくタオルでしっかり拭きましょう。特に足の指の間や脇、内またなどはしっかりタオルドライすることをお勧めします。

 

 


犬ちゃんの皮膚

犬ちゃんのスキンケア、何度かブログでも紹介してきましたが、今日は犬と人の皮膚の違いについて書いていこうと思います。

皮膚は3種類から成り立っているのですが、一番外側の表皮というものが人では0.2mmなのに比べ、犬ちゃんは0.1mm以下ととても薄くなっています。

この例外なのが、鼻鏡や肉球でおよそ1.5㎜程度の厚さ。

人よりも犬ちゃんの方が、例外の部分を除いて圧倒的に薄いため、掻く、舐めるなどの刺激で皮膚がダメージを受けやすいです。

その刺激を受けると皮膚は厚くなるため、皮膚が悪く慢性化してしまうと、像の皮膚のように厚く、黒ずんだ皮膚になっていってしまいます。

また毛包といって毛穴も人ではだいたい2,3本が同じ毛包から同じ太さで出ているのですが、犬ですと、一つの穴から3本以上、そして太い毛と細い毛が混在しています。

もともと皮膚病を患っていて、毛が密な犬ちゃんは積極的にブラッシングを行い、毛のもつれ、絡まりをといてあげたり、短く毛をトリミングしてあげることで、治療にプラスの効果を生むことが多いです。

また、犬ちゃんの表皮の成長は約3週間なので、肌の循環のサイクルを意識して治療を行うということが重要になってきます。

見た目が良くなったからといって飲み薬を途中でやめてしまって再発ということもよくあるので、基本的には皮膚の周期と合わせて内服薬を3週間飲むことを1クールの治療とする場合が多いです。

おうちの犬ちゃんの毛、皮膚は大丈夫ですか?赤みや痒みなどありませんか?

毛玉やもつれてしまっていることはありませんか?

毎日のお手入れ、ブラッシングを行ってくださいね。ただし、力任せの皮膚を傷つけるのはいけませんので、ご注意をsign03

 


気温差にご注意ください

昨日は雨でとても寒い一日でしたね。

すっかり春らしく暖かくなったかと思うと今度は寒く冬に逆戻りを繰り返し、この時期は体調を崩しやすいです。

犬、猫ちゃんも同様です。下痢や嘔吐を起こしやすくなります。

また、まだ子犬、子猫では消化器症状はもちろん、呼吸器にも異常を起こしやすいです。

成犬、猫であれば様子を見ても大丈夫かもしれませんが、子犬、子猫ですと急変してしまうこともありますので、なんとなくおかしいなと思ったらすぐの受診をおすすめします。

 


グリーフケア

先日は院内でスタッフセミナーがありました。

グリーフとは日本語訳すると悲嘆という意味になるそうです。

近年の動物医療も進歩し、今まではわからなかったことが分かったり、治療できなかったものができるようになりました。

しかし、その反面、オーナーの皆様に辛い選択を迫らなくてはいけないことも増えてきています。

また、以前より、ペットという存在が人間にとってとても大きな存在になり動物の死というものが受け入れがたい悲しみとなるペットロスになるオーナーさんも増えています。

今回のセミナーでは、総論的なところで、自分のペットに何か病気が見つかった時の悲しみ、治療の選択の辛さ、そして死を迎えた時の気持ちなどのケアについて、オーナーさんの立場を理解しようというセミナーでした。

治療する側からしてしまうと、どうしても、動物ではなく、病気のみを見てしまいます。

この病気にはこの治療選択肢があり、余命はこのくらいといった、事実だけを述べてしまいがちですが、おうちの環境や今までの人との関わりについて配慮したり、病気の事実をお伝えする際の配慮が必要であるということを改めて気づかされました。

ついつい、忙しさに紛れて、オーナーさんの気持ちにまで配慮が足りなかったかもしれないということを痛感するいいセミナーでした。

今後も継続してセミナーを開催する予定ですので、今回のセミナーを受け、実践に活かせるよう、スタッフ一同頑張っていきたいと思います。


☆トリミング☆

プチュちゃん

IMG_6016[1].jpg

 

IMG_6017[1].jpg

プーちゃん

IMG_6040[1].jpg

 

IMG_6041[1].jpg

グッチちゃん

IMG_6036[1].jpg

 

IMG_6037[1].jpg

ピースくん

IMG_6053[1].jpg

 

IMG_6052[1].jpg

シフォンちゃん

IMG_6060[1].jpg

ショコラちゃん

IMG_6061[1].jpg


猫パルボウイルス感染症

今日は猫ちゃんのウイルス疾患についてのお話です。

パルボウイルスによる病気で、猫伝染性腸炎、猫汎白血球減少症と言われます。

成猫ちゃんでは感染しても、ほとんど無症状ですが、まれに急性腸炎と白血球の減少が見られることがあります。

一方、子猫ちゃんの感染では、急性腸炎を起こし、40度の高熱、食欲不振、持続的な嘔吐、下痢などの症状を起こし、脱水して衰弱してしまいます。

下痢は激しく、水様性~粘液性で血が混じることがあります。

胎子や新生子のうちに感染した場合は、中枢神経や胸腺が障害を受け、運動失調や震戦(しんせん:ふるえ)などの神経症状が出ることもあれば、新生子のうちに死亡してしまうこともあります。


猫パルボウイルス感染症では白血球の減少が生じることがあり、手当てが遅れると、細菌の二次感染による敗血症などを起こし、死亡することがあります。

感染の経路はパルボウイルスを保有している猫ちゃんの唾液や尿、便などをなめたり接触することによって感染します。

感染力が強いため、人間がパルボウイルスに感染した猫ちゃんのウイルスを別の猫ちゃんへ感染させてしまう為、多頭飼育の場合は隔離し、食器やタオルなども分ける必要があります。

治療は対処療法が中心となり、脱水を改善する点滴や二次感染予防の抗生物質が基本となります。

治療よりもワクチンによる予防が重要になります。

多頭飼育の場合には特に感染を起こしやすくなるため、ワクチンの接種を忘れずに行いましょうね。

 


犬 アカラス症

今日は寄生虫による皮膚病のお話です。

ニキビダニ、毛包虫と呼ばれる寄生虫が皮膚に寄生することによって起こる病気です。

多くは生後間もなく、母犬から感染すると考えられています。

発症すると、体のいたるところに脱毛が見られるようになります。

その寄生虫の画像がこちら↓

もちろん、顕微鏡がないと見ることができないとても小さなものです。

感染は一般的には母犬から子犬への濃密な接触感染(垂直感染)であり、感染犬から他の成犬への伝播はないと言われています。もちろん、人には人のニキビダニが寄生するので、犬のニキビダニが人に寄生することはありません。

発症は生後3~6ヶ月の子犬に多く、この場合には発症範囲が目や口の周り・肢端に限られており、症状も軽く、約9割が自然治癒するといわれています。

問題なのは成犬になってからの発症です。

①局所型
慢性に、極めて緩慢に病状は進行します。初めは小さな限局性の紅斑と皮膚がボロボロしてきたり、脱毛斑ができたりします。初期症状は何の痒みもありません。

②全身型

病状の進行は速く、症状が出る範囲が急速に広範囲となります。巣がベチョベチョ(滲出液)してきて、湿疹様になり皮膚がただれます。この弱った皮膚に、二次的な細菌感染が起こり、痒みや痛み(膿皮症)が増してきます。

両型目・口周囲と前肢端から始まることが多いです。その後に全体へ広がっていきます。背中は通常最後に侵されます。

全身型までいってしまうと、これは何が原因?と思われるくらい様々な要因が重なり、詳細な診察、検査をしないと誤った治療をして、悪化してしまうということにもなりかねません。

ただ、毛包虫は毛根の奥に隠れていて、皮膚の顕微鏡検査を行っても出てこないことがあります。

そのため、治療の途中でも何度か検査を行って初めてわかるということもあります。

この病気に成犬でかかると治療も時間がかかります。また再発しやすいやっかいな病気です。

アステールでは飲み薬、注射での治療を行います。

またこの病気の裏には糖尿病、甲状腺機能低下症などのホルモン疾患や別の病気での皮膚の免疫力の低下などが潜んでいることが多く、こちらも同時に治療を行っていかなくてはよくなりません。

ニキビダニの治療には時間がかかり、見た目が良くなったとしても途中でやめてしまうとまた悪化ということもありますので、必ず、受診してしっかり治しましょうね。

 

 


猫ちゃんの慢性腎不全

猫ちゃんの寿命、最近では15歳前後は当たり前。

20歳を超える猫ちゃんも見られるようになりました。

高齢になってくるとよく見られるのが、腎臓の異常。

よくお水を飲むようになって、おしっこが出るようになったというのが、目にみえてわかる症状。

ですが、実は人が気づく症状として出るときには腎臓の75%が既に傷んでいると言われています。

この症状が進行していくと、多尿にもかかわらず、老廃物や余分な電解質、リンなどのミネラル類を尿中に排泄することができず、体内にたまってきます。

腎臓は尿を作るだけでなく、血圧の調節や赤血球を産生するホルモンを作る役割もあるため、慢性腎不全が進行してくると、高血圧や貧血になり易いです。

高血圧にともなう眼の症状(網膜剥離、眼底出血、眼球破裂など)や貧血によって疲れやすい、倦怠などが現れてくることがあります。

腎臓の治療は残念ながら、治すことはできず、進行を遅らせるということを目的とします。

処方食による、腎臓病食を食べる

皮下組織に点滴剤を注射して水分を補給する

カラダのミネラル分バランスを整えるサプリメントを飲む

高血圧を抑える薬を飲む

などの方法をバランスよく組み合わせて、その猫ちゃんに合った方法をとるような形になります。

ですが、状況は変化していくため、特に見た目には変わっていなくても、定期的に尿検査や血液検査、エコー検査、血圧測定などを行うことが重要になっていきます。

定期的に通院して、症状の変化などには目を配っていきましょうね。

 


☆トリミング☆

チーズくん

IMG_5915[1].jpg

 

IMG_5916[1].jpg

レオンちゃん

IMG_5940[1].jpg

 

IMG_5941[1].jpg

トモくん

IMG_5931[1].jpg

あやかちゃん

IMG_5934[1].jpg

コロちゃん

IMG_5947[1].jpg

こじろぉ

IMG_5946[1].jpg

青空ちゃん

IMG_5956[1].jpg

 

IMG_5957[1].jpg

かりんちゃん

IMG_5965[1].jpg

 

IMG_5963[1].jpg

トトちゃん

IMG_5966[1].jpg

 

IMG_5970[1].jpg

はなこちゃん

IMG_5978[1].jpg

 

IMG_5977[1].jpg

プーちゃん

IMG_5997[1].jpg

 

IMG_5996[1].jpg

モモちゃん

IMG_6002[1].jpg

 

IMG_6003[1].jpg

ソフィアちゃん

IMG_6009[1].jpg

 

IMG_6010[1].jpg

 

 


123

« 2013年2月 | メインページ | アーカイブ | 2013年4月 »

このページのトップへ